日別アーカイブ: 2019年5月9日

釣り竿と魚

すえひろ行政書士事務所の行政書士 伊藤大介です。

お陰様で外国人のお客様からのご相談が大変多くなってきました。
在留資格(ビザ)のことだけでなく,生活習慣についてや,会社経営等色々なご相談を頂戴します。

なかでも,一番多い相談は「日本語」についてです。
特に外国人の経営者にとっては「日本語が読めないこと」は大きな足かせとなります。
日常的に送られてくる「請求書」や官公署からの「お知らせ」,日本人でもいちいち読むのが面倒になるときがあるのに,日本語が得意でない外国人の方にとっては不安だと思います。
色々な書類や,封筒をもって来所されるお客様も結構いらっしゃいます。

私も一通り目を通し,緊急の用件であれば,説明をしてどのように対応すればよいのか伝えることもあります。
しかしながら,ほとんどの場合はあまり緊急の用件ではありません。
そんな時は,その書類の問い合わせ先の電話番号に連絡するように伝えます。
私がかわりに対応をしてしまえば簡単に済んでしまうし,先方もその方が喜ぶかもしれません。
「通訳代を払うから」と頼まれることもあります。
それでも自分で問題を解決するように促します。

外国で生活する以上,その国の言葉を学習することは必要なことだと思います。
その国でビジネスを行おうとするのであればなおさらです。
私が彼らを助けることによって,彼らの「学習の機会」を奪うことだけは絶対にしてはならないと思います。

「魚を与えても,それを食べてしまえばまた飢える。本当に彼らを救うためには,釣り竿を渡さなければならない」

少し厳しいかなと反省することもありますが,これからも私はそのように対応すると思います。

Let me help,
Let me run with you.
すえひろ行政書士事務所
行政書士 伊藤大介
~本当は手伝いたいんだよ!!ごめんね!!~